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活動紹介

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●2022年12月8日

​23年1月15日に「平和のつどい」が開かれます。

 23年1月15日(日)午後1時開場で「平和のつどい」が開かれます。場所は県庁近くの千葉県弁護士会館3Fの講堂です。入場無料・申込不要です。ぜひ足をお運びください。

 <主な内容>

 ●パネルディスカッション

  パネリスト 川崎哲さん(ICAN国際運営委員)

        髙橋悠太さん(KNOW NUKES TOKYO共同代表)

        児玉三智子さん(千葉県原爆被爆者友愛会会長)

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 ●高校生による朗読 

 

 ●被爆者の訴え「伝えたいあの日のことを」

 

 ●うた 千葉うたごえ協議会

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●2022年8月1日

第39回総会と記念講演を開きました

 反核医師の会ちば-核兵器廃絶と脱原発-は7月31日、千葉市内の千葉県保険医協会会議室で総会を開きました。当日は、昨年度1年間の活動報告を行い、今年度は引き続き核禁条約の批准を日本政府に求める署名に取り組んでいくことや、再来年創立40周年を迎えることから、これまでの活動をまとめていくことなどを内容とする方針を決定、世話人を選出しました。終了後は、東京新聞福島特別支局長の片山夏子記者を講師に「原発事故から12年目の福島~作業員の声を聞き続けて」と題して記念講演を行いました。

 総会では、実行委員会を結成して昨年行われた「反核医師の会in千葉」が、核や原発問題を多角的に掘り下げる機会となり、全国から300名を超える参加があったこと、ロシアによるウクライナ侵略、核の使用の脅威に対する抗議声明を発出したこと、会員の拡大はなかなか進んでいないこと、等の21年度の活動を報告。今年度は、①日本政府に核禁条約の署名・批准を求める活動、②千葉県に密着した課題の取り組み、③会員の拡大、④ニュースやホームページなど情報発信の充実、④2024年の設立40周年に向けた諸準備、などを内容とする方針を決め、8人の世話人を選出しました。

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 記念講演を行った片山夏子記者は、震災当時名古屋社会部におり、急遽東京へ。その後8月には東京本社の「原発班」に合流。フリーランス記者が潜入取材を行っていたり、「マスコミの取材に応じるな」といったかん口令が引かれる中、作業員の「家族も含めて生活がどう変わったのか」を丹念に取材していきました。

 鉛版やタングステン防護服などの重装備での作業、流れ出る汗、など現場での過酷な労働を紹介。作業での被曝線量が上限に届かないようにする「線量隠し」、不安定な雇用、「アンダーコントロール」とされたことによって、何かが起きても隠されてしまうのではという不安など、作業員の置かれている状況の一端を披露。そうした状況が「(作業員である)自分たちを肯定できない」苦悩を抱かせている、と訴えました。

 2016年、チェルノブイリへ取材に赴いた同氏は、原発の過酷事故が「人の存在、尊厳を

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講演を行う片山夏子記者(上)、対面でも行われた記念講演(下)。

うもの」であることを再認識。一方、「チェルノブイリ法」が因果関係ではなく「そこにいたこと」で厚い保障が受けられることを紹介。日本の原発作業員には労災しかない現状とのギャップを憂いました。

 結局、廃炉のめどはたたっておらず、何も変わっていないことへの無力感にさいなまれる日々を送っていると吐露。併せて、政治家は将来を見据えた考えを持っていないと批判しました。記念講演にはWeb参加を含めて25人が参加しました。

●2022年7月1日

7月31日(日)午前10時から反核医師の会ちばの総会と記念講演を行います。記念講演は公開です。チラシ→

●2022年3月10日

 ロシアのウクライナ侵攻に対する抗議文を発出しました。抗議文→

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●2021年10月30~31日

 21年10月30日、31日の2日間にわたり、第31回反核医師のつどいin千葉がオンラインで開かれました。今回のつどいは、当初2020年度の開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、1年間延期を余儀なくされ、2年越しの開催となりました。反核医師の会ちばからは実行委員として5名の医師・歯科医師が運営に携わり、1日目は158名、2日目154名、延べ312名の参加がありました。開催にあたり、千葉県選出国会議員や千葉県の平和団体などからもメッセージが寄せられました。

 

1日目は川村実実行委員長の開会挨拶からスタート。次いで核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)事務局長のベアトリス・フィン氏からのビデオメッセージが上映されました。フィン氏は、「核兵器禁止条約が発効し、核兵器は国際法の下で禁止されました。これは歴史に残る偉業です。それを可能にしたのはICANのパートナー団体、市民社会、そしていうまでもなく被爆者、広島・長崎の皆さんです」と述べ

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挨拶する川村実行委員長(左)と司会を務めた野崎実行委員会事務局長

た上で、第一回締約国会議で、核兵器の人道上の影響や核被害者のニーズに深い理解がある日本の専門家が大きく貢献することへの期待を示しました。また、核の傘に依存する国々を条約に参加させることに関して、「核戦争を体験した唯一の国として日本の反核活動家の皆さんには他に類のない特別かつ具体的な役割が期待されている」と訴え、「ICANはみなさんを全面的に支援しています。条約を求めている日本国民のみなさん、いま動く時です」と呼びかけました。その後、「核兵器禁止条約発効後、核兵器廃絶に向けて求められるもの」をテーマとしたシンポジウムが行われました。2日目には「原発問題を考える」と題し、3名の方の講演が行われました。最後に核兵器廃絶と原発の全廃に取り組むアピールが採択されました。

 リンク:反核医師の会ニュース アピール

10月30日●

  「核兵器禁止条約発効後、核兵器廃絶に向けて求められるもの」と題したシンポジウムが行われました。また、Don‘t Bank on 

   the Bombsの活動報告が行われました。

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講演する児玉三智子千葉県原爆被爆者友愛会会長

 はじめに千葉県原爆被爆者友愛会会長・児玉三智子氏の「戦争も核兵器もない世界を求めて」と題した講演が行われました。7歳の時に広島で被爆した児玉氏は、今も生き延びた罪悪感、脳裏に焼き付いた地獄の光景・声・におい、偏見・差別に苦しみ「原爆は人として死ぬことも、人間らしく生きることも許さなかった」と語り、「核兵器のない世界の道筋だけでも見たい。共に力を尽くしましょう」と呼びかけました。

 次に、「TPNW発効後、核兵器廃絶に向けて」をテーマに関西学院大学法学部教授の冨田宏治氏が講演。パンデミックにより世界が人間の尊厳に目覚めつつある中、被爆者の「再び被爆者をつくるな」、「核兵器をなくせ」という叫びは、報復を望まず「自らの経験を通して人類の危機を救う」という崇高な決意であり、継承の重要性を強調。条約採択の背景には世界政治の4つの不可逆的流れ(民主主義、法の支配、抑止力批判、国際紛争の平和的解決)があり、「まずは締約国会議へのオブザーバー参加を争点に」と訴えました。

​ 次に原水爆禁止日本協議会担当常任理事の前川史郎氏が「原水爆禁止世界大会の意義と運動の方向性、若者へのメッセージ」と題して講演。条約発効後の世界大会は核兵器廃絶への力強い前進を誓い合うことができたこと、高齢となっている被爆者の証言を継承することの重要性を指摘。条約批准を求める意見書を各自治体に採択させる運動等にも触れ、草の根からの世論変革を訴えました。

10月31日●

   原発問題について3名の方が講演されました。最後に「核兵器廃絶と原発全廃の実現を希求し、房総の地から『核兵器の暴走』を

   止める」アピール案が採択されました。

 まず、「東電福島第一原発事故での放射能汚染」をテーマに筑波大学客員教授の青山道夫氏が講演しました。北太平洋全域での調査の結果、セシウム137の大気放出量を15~20P㏃と推定。事故の1年後には太平洋の中央に達したたことなどを報告。海洋環境に放出された長期広域の動きの知見を海洋科学的に総括する必要性と課題を指摘しました。

 続いて、福島第一原発で原子炉の設計・管理業務に携わった技術者の木村俊雄氏が「あの日、福島第一原発でおきたこと」と題して講演。事故調査委員

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会は津波を事故原因としているが、実際は地震動そのものによって重要な安全機能が喪失していた可能性が極めて高いと指摘しました。データ上、地震発生から1分30秒後に原子炉が自動停止、外部電源喪失時には冷却水が0だったと説明。「生きている限りあの日起きたことを追及する」と結びました。

 最後に原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員の伊東達也氏が「福島原発事故発生から10年、分断と対立を乗り越えて」をテーマに、原発計画当初から安全性について国や東電に要請を行ってきた歴史を語りました。原発事故は、放射線量やトリチウム、甲状腺がんの問題など、それぞれの違いが対立を生み、科学・学問を共有できない苦しみがあることを訴えました。

原発に関する講演を行う青山道夫筑波大学客員教授

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●2021年8月11日

 いわゆる「黒い雨」訴訟の判決が確定したことに対し、反核医師の会ちばは談話を発表しました。。談話→

●2021年8月4日~6日

 千県庁一階ロビーで原爆パネル展

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 8月4日から6日まで千葉県庁ロビーで県被爆者友愛会主催による「原爆パネル展」が開かれました。今回は、広島市立基町高等学校普通科創造表現コースの生徒さんたちが、被爆者の方々の話を聞き、その被爆時の光景を絵にしたパネルが多数展示されていました。広島原爆資料館の取り組みの一環とのことです。

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●2021年7月17日

 千葉葉県原爆死没者慰霊式典開く。医師の会、メッセージを送付。

 43回目を迎えた千葉県原爆死没者慰霊式典が7月17日、千葉県文化会館小ホールで開かれました。当日は約80名が参列、原爆による死没者を慰霊しました。今年の新たな合祀者は13柱、合計735柱の合祀者となっています。医師の会では、「一瞬にして奪われた命、放射能障害による苦しみの中、逝った命。残された人々も身体的・精神的・社会的な苦痛の中で生活を強いられてきました。核時代に生きる私たちには、この地球上に二度とこのような惨禍が起こさないようにすることが課されている」とした内容のメッセージを式典に送りました。

 式典の実行委員会委員長の児玉三智子さん(千葉県原爆被爆者友愛会会長)は、核兵器禁止条約が発効されたことに触れながら、「原爆は違法とされました。亡きあなた方とともに、この日 

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を迎えたかった」「本当の喜びは核兵器のない社会の実現です。被爆国である日本は、その実現のために世界をリードする国であってほしい」と述べ、核も戦争もない社会を目指して歩んでいきます、と結んで追悼の言葉を捧げました。 式典では、千葉県知事、千葉市長からのメッセージが読み上げられ(代読)、また、広島、長崎両市長をはじめ多くの個人・団体からもメッセージが寄せられました

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●2021年6月4日

 「日本政府に条約の署名、発効を求める千葉の会」が発足。

              代表に川村実反核医師の会代表世話人

 ヒバクシャ国際署名推進千葉県連絡会は6月4日、総会を開き、これまでの活動を報告するととともに、核兵器禁止条約が発効となった現下の情勢にあわせ、新たに提起された「日本政府に条約の署名、発効を求める署名」を県内に広げていくための組織として発展改組しました。当日は16名が参加、代表には、反核医師の会ちばの川村実代表世話人が就きました。 総会では議長に南雲一吉氏(千葉健生病院友の会)、書記に青木幸雄氏(千葉県原爆被爆者友愛会)を選出。まず、ヒバクシャ国際署名を19万4千筆集約し、賛同が53団体・120人の個人に広がったこと、17回の署名統一行動を行ったことなど、これまでの活動が報告されました。

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 続いて、新署名を推進する「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める千葉の会」(略称:求める会)

として新たにスタートすることが提案、承認され、規約や新役員を決めました。今後、①賛同団体を広げること、②署名・宣伝活動を行うとともに、自治体等への働きかけを行うこと、③県選出国会議員を通じ、日本政府に署名・批准を働きかけること、等を行っていくことになりました。

当日は、平和・軍縮・人権の分野で優れた業績を収めた個人、団体に贈られる「ショーン・マクブライド賞」をヒバクシャ国際名キャンペーンが受賞した時の式典(Web)の模様を上映しました。閉会では、診療のため総会を欠席した川村代表の「『核兵器による安全』ではなく、『核兵器のない世界による安全』」を求め、大いに奮闘していきましょう」と呼びかけた挨拶が代読されました。

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●2021年4月20日

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 山梨の反核医師の会と交流、「反核医師のつどい」参加を訴えました

 4月21日、山梨県笛吹市の石和共立病院で開かれた「核戦争防止・核兵器廃絶を求める山梨県医師・医学者の会」世話人会に川村実代表世話人がWebで参加、10月に行われる「反核医師のつどいin千葉」への参加の訴えを行いました。

 同世話人会からの依頼で実現したもので、当日は8名が参加。川村代表世話人は2日間のテーマや講師、案内チラシなどの説明を行いました。「完全なリモートか」「参加費は」「開催規模は」等の質問も出され、両会の交流の場ともなりました。

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●2021年4月11日 

   全国保険医団体連合会が原発問題学習交流会を開き、千葉から5名が参加。

 全国保険医団体連合会(保団連)は4月11日、原発問題学習交流会をWebで開きました。当日は72人が参加、千葉から5人が視聴しました。当日は記念講演として岩井孝日本科学者会議原子力問題研究委員会委員長が「原発の廃炉・使用済核燃料の課題について」というテーマで講演、併せて各地の取り組みを交流しました。

 岩井氏は、トリチウム汚染水の海洋放出問題にも言及。地元の合意も得られていないこともあり、また、隣接地に空き地もあることから、当面は陸上保管を行うようにすべきとの見解を述べました。千葉からは保険医協会の平和環境対策部員でもある前島世話人が、10月に行われる反核医師のつどいin千葉への参加の訴えを行いました。

 最後に、「東京電力福島第一原発事故から10年―原発ゼロをめざして広範な人々と連帯を」とするアピールを採択しました。

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